そして、アドルフ・ヒットラーの名言「大衆の多くは無知で愚かである」「熱狂する大衆のみが操縦可能である」「人々が思考しない事は、政府にとって幸いだ」を某国の領袖と宣伝担当部門は、この名言を毛語録の様に頭に叩き込んでお勤めしているのである。
日本でも最近この手法が一部で使われている。集団的自衛権に関する新安保法案を「戦争法案」と名付けて一部マスコミも一緒になって扇動し騒いでいたがそれである。でも日本国民は、そんなに愚民ばかりじゃないので 内閣支持率には影響したが 全体の流れが変わってしまうと言う結果にはならなかった。愚民が少ないのは、日頃から世界中で起きていることを自由に受信し 客観的な判断ができる訓練も知らずにできている事にもよる。様々な方向からの情報が得られ 自分自身の考え方を持って自由に討論できる土壌がある。その為 右だ左だと大きなうねりを誰かが作ろうとしても 一次的感情だけで扇動されて一方向に流されるという危うさが無いことにある。
本来 日本人の場合 某国国民よりも集団行動や思想統一に馴染みやすい民族であるが 現代社会では、よっぽど差し迫った状況に陥らない限り 太平洋戦争前のような流れにはなりにくいと考える。
某国の場合 愚民化制度は以下の手段を使って行ってきた。
1. 幼稚園から始まる集合教育。(農村では受けられない人が多い)
2. 小中学校の義務教育(農村部では 小学校を卒業できない人も多い)
3.
その後の高等教育
学校教育は、詰め込み教育を行い、自由な発想を育成するような教育制度が無い。世の中には正義と悪しかなく 何が正義で何が悪かは、政府の指導で決まる。もちろん 某国共産党は、「正義」と教えこまれる。高校、大学もこの路線を外れることはなので 政府が間違っているなどと言う疑念が生まれないように仕組まれている。
4、書籍・・・政府の厳しい統制で 政府の意向に沿わないもの 海外の自由な発想や政府のやり方に疑問をはさむよう な ヒントを与える書物は存在できない。日本に比べ書店数が極めて少なく 並んでいる書物も種類が限られる 。 数学、 理化学 語学 電脳ビジネス成功物と言った専門分野の本はあっても 社会科学、哲学、宗教 思想 ものなどはほとんど政府統制受けたものしかない。雑誌のスタンドショップは街角中にあるが 本格的な書店はめ ったに 見かけない。某国首都には、大型ビルの大書店が数件あるが 中身は希薄・・・本来 書籍は重要な情報源になりうるが ここを統制している。最近 香港でも統制を始めたようだ・・
5.
テレビ・ラジオ・・・政治や歴史に関係ない一部バラエティ番組を除き すべて政府の検閲の対象となって コメン ト一つ一つが政府の意向に沿った作りにさせられている。チャンネル数は、地方放送局も含めると100チャンネルを優 に超える数であるが 社会問題、国際問題に対する各チャンネルのコメンテータのコメントは、見事に一致している 。こいつらは 、すべて某国共産党の「舌」の役割を果たしている。違う意見が無いので それが正しいと思ってし まうようになる。某国 対日本の間に起きるような摩擦や政治的対立は、「某国政府=正義 日本=悪の根源」と言 った 非常に解かりやすい構図を作って解説される。
6. インターネット・・・政府にとって好ましくない情報は徹底的に排除され 無難なものしかアクセスできない。ネッ ト上の万里の長城が築かれ そのままグレートウォールと呼ばれる。この囲い込みの中でも 数十万の政府の雇われ者が 安い小遣いもらって政府寄りのコメントを書き込んでいる、それで常に情報誘導する。反政府系のコメントは、数十秒で 抹殺される(笑)
政府が黒を白と言ったとしよう、誰かが「え? どうしても黒に見えるけど・・」とコメントを入れると 「お前はどうかしている これはどう見ても白だろ!」「あなたは間違っている!黒に見えるが 白が正解、惑わされてはいけません」とあっちこっちから畳みかけられれば 本当は黒の物でもやがては、「白かな・・・??」となってしまうのが人間心理である。
其の十一 愚民教育をいつまで続けるの・・・